小売の総合職からメーカーの製造職に転職は可能ですか?また、第二新卒の待遇について教えてください。|「その他」の相談
2026年3月に大学(学士)を卒業予定
22歳 性別未回答
相談日: 2025年7月7日
1
1人のサポーターが回答
相談・質問の内容|小売の総合職からメーカーの製造職に転職は可能ですか?また、第二新卒の待遇について教えてください。
志望業界:
志望職種:
どんな観点でどんなサポートをしてほしいか:
今、大学4年生として新卒で就活を行っているのですが、小売の総合職(店長候補)として、一社のみ内定をいただいており、納得内定がありません。もし、可能であれば働きながら、第二新卒としてメーカーの製造職を受けたいのですが、厳しいでしょうか。また、第二新卒についてあまり良く分かっていないのですが、新卒に比べて待遇などに差がある場合はあるのでしょうか。(昇級が遅いなど)
キャリエモンを使ってみよう
プロのキャリアサポーターからガクチカや自己PR添削・志望動機添削・キャリア相談全般などを無料で受け放題!

回答タイムライン(1)
小売の総合職からメーカーの製造職に転職は可能ですか?また、第二新卒の待遇について教えてください。
小売の総合職からメーカーの製造職に転職は可能ですか?また、第二新卒の待遇について教えてください。
- Yushi Kishi回答日: 2025年7月9日こんにちは。ご相談いただきありがとうございます。 そして、まずは一社からの内定獲得、おめでとうございます。 しかし、その上で「納得内定がない」と感じ、ご自身のキャリアを真剣に考え、悩まれているのですね。その誠実な姿勢、そして将来を見据える視点は、社会人として非常に大切なものです。 ご質問いただいた「第二新卒」という働き方について、その実態、メリット・デメリット、そして質問者様の状況に合わせたアドバイスをさせていただきます。 「第二新卒」とは? 新卒と何が違うのか まず、言葉の定義から始めましょう。 「第二新卒」とは、一般的に大学などを卒業後、一度就職したものの、約1年~3年以内に離職して、再度転職活動を行う若手人材のことを指します。 企業から見ると、第二新卒は「新卒」と「中途採用」の中間のような存在です。 ・基本的なビジネスマナーや社会人としての常識は身についている(新卒より育成コストが低い) ・まだ若く、新しい会社の文化にも染まりやすいため、ポテンシャルが高い(中途採用より柔軟) というメリットがあり、近年は第二新卒を積極的に採用する企業が非常に増えています。 メーカー製造職への道は「厳しい」か? ご質問の核心ですね。結論から申し上げます。 「簡単ではありませんが、質問者様にとっては、十分に実現可能で、むしろ非常に有望な道です。」 厳しい点(乗り越えるべき課題) 「なぜ、最初の会社を短期間で辞めたのか?」という質問 これは面接で100%聞かれます。ここで、ネガティブな理由(仕事がつまらなかった、人間関係など)を話してしまうと、一気に評価が下がります。「忍耐力がない」「またすぐに辞めるのでは?」という懸念を払拭できる、前向きで説得力のある理由を、今から準備しておく必要があります。 経験のミスマッチ もし小売の店長候補として1年間働いた場合、その経験(接客、店舗運営など)と、メーカーの製造職(品質管理、生産ラインの効率化など)の業務内容は直接的には繋がりません。未経験の職種への挑戦、という形になります。 食品、化粧品、化学、製薬といったメーカーの製造職・品質管理職にとって、質問者様の学問的背景は喉から手が出るほど魅力的です。微生物の知識、衛生管理の知識、生命科学の知識は、安全で高品質なモノづくりに直結します。 「1年間、小売の経験を積んだ、獣医学部出身の人材」は、企業にとって「社会人基礎力」と「専門性」を兼ね備えた、非常に希少で価値の高い候補者として映るのです。 新卒との「待遇差」はあるか? これも気になる点ですよね。一般的には、以下の傾向があります。 ・給与 新卒よりは少し高く設定されることが多いですが、その会社の「〇年目」の給与テーブルにそのまま乗るわけではなく、第二新卒用の給与基準が適用されることが多いです。 ・昇進など 同い年で新卒入社した社員と比べると、1年程度のビハインドからスタートする可能性はあります。しかし、これは長い社会人人生においては、ほとんど気にならない差と言えます。入社後の質問者様の活躍次第で、すぐに追いつき、追い越すことも十分に可能です。 1、まず、もう一度「新卒」として戦う 「第二新卒」の道を考えるのは、まだ少し早いかもしれません。なぜなら、質問者様はまだ「新卒」という、人生で一度しか使えない最強のカードを持っているからです。 今は7月上旬。まだ夏採用・秋採用で、多くの優良メーカーが募集を続けています。 特に、質問者様の専門性が活きる食品・化学・製薬メーカーの「製造職」「品質管理職」であれば、今からでも十分に内定を狙えます。 「納得できない内定」のために、専門性を活かせる最高の機会を諦めてしまうのは、あまりにもったいないです。 まずは、今の内定を「精神的なお守り」としつつ、もう一度、本命であるメーカーの製造職に「新卒」としてエントリーしてみることを、強くお勧めします。 2、「第二新卒」を見据え、戦略的に働く もし、新卒での就職活動で希望の企業にご縁がなかった場合、小売の会社に入社し、「戦略的な第二新卒」を目指すことになります。 その場合の心構えは、以下の通りです。 ・目的意識を持つ ただ働くのではなく、「1年後にメーカーの製造職に転職するために、ここで何を学ぶか」を常に意識します。例えば、店舗の「衛生管理」や「品質管理」の業務に積極的に関わる、マネジメントを経験するなど、メーカーの仕事に繋がりそうな経験を意図的に積みましょう。 ・転職理由を磨き上げる 1年後、面接でこう語れるように準備します。 「小売の現場でお客様と接する中で、商品の『安全・安心』が、いかに大切かを肌で感じました。この経験を通じて、私の専門知識が活かせる、モノづくりの根幹である製造・品質管理の仕事で、食の安全を支えたいという想いがより一層強くなりました。」 これは、誰にも真似できない、説得力のあるストーリーになります。 まとめ 第二新卒としてメーカー製造職への転職は、 専門性を武器にすれば、十分に可能です。 ただし、その前に「新卒」として、最後まで戦い抜くことを強くお勧めします。 ご自身の可能性を信じて、後悔のない選択をしてください。心から応援しています!