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『常用型派遣』のメリットやデメリットについて教えていただけますか?|「会社・業界・職種選び」の相談

2026年3月に大学院(修士)を卒業予定
25 男性
相談日: 2025年7月2日
『常用型派遣』のメリットやデメリットについて教えていただけますか?
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相談・質問の内容|『常用型派遣』のメリットやデメリットについて教えていただけますか?

志望業界: 化学、食品 志望職種: 開発、技術営業、マーケティングなど どんな観点でどんなサポートをしてほしいか: 『常用型派遣』の実態について、メリットやデメリットなどについて詳しく教えてほしいです。 詳しい相談内容: 先ほど、某大手人材会社の子会社から『常用型派遣』の技術・研究開発職として内定を1社頂きました。 初めて内定を頂けたのですが、4点ほど悩んでいることがあり、来週までに内定承諾するかどうかを決めあぐねております。つきましては、『常用型派遣』の実態や、今後メーカーに転籍できる可能性として現実的に厳しいのかどうかを教えていただきたいです。インターネットの情報だけでは信頼できかねるものがあり、周りにも相談できる社会人の方がいないため、ご存じの範囲でご教示ください。よろしくお願いいたします。 以下の4点が個人的な悩みです。 ① 派遣会社の正社員ではあるものの、雇用先が変わるたびに人間関係構築や仕事を覚える事に悩みそう ② 派遣切りにあった時でも給与は必ず会社から負担されるが、給与・待遇面では満足がいくものでない ③ クライアント6,000件以上、プロジェクト数 70,000件以上あり、色んなスキルを身に着けられるとあり研修が充実している面では満足だが、就業先ではいわゆる雑務ばかりで実際は何も身につかないまま契約が終了してしまうかもしれない ④ とにかく『常用型派遣』には何か闇がありそうで内定後のキャリア形成が不安。 老後のキャリアまで考えると、別の企業に正社員として1つのスキルを身に着ける方がいいのか、 派遣型で色んなスキルを身に着けるのがいいのか分からない   
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『常用型派遣』のメリットやデメリットについて教えていただけますか?

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    Yushi Kishi
    回答日: 2025年7月3日
    この度は、初めての内定獲得、誠におめでとうございます。 心からお祝い申し上げます。 その一方で、初めての内定だからこそ、ご自身の将来を真剣に考え、承諾すべきか深く悩まれているのですね。「本当にこの選択で良いのだろうか」というその不安な気持ち、痛いほどお察しします。 ご相談いただいた「常用型派遣」という働き方について、インターネットの情報だけでは分かりにくい「実態」や、メリット・デメリット、そして4つの悩みについてお答えします。 「常用型派遣」とは何か? まず、この働き方の定義を正しく理解することが重要です。 常用型派遣とは、ご自身は派遣会社(今回内定を頂いた、大手人材会社の子会社)の「正社員」として雇用され、そこからお客様先である企業(派遣先企業。例えば、志望する大手化学メーカーなど)の研究室に配属されて仕事をする、という形態です。 派遣会社の正社員なので、派遣先でのプロジェクトが終わっても、次の派遣先が決まるまでの待機期間中も給与や社会保険は保証されます。これが、プロジェクト単位で契約を結ぶ「登録型派遣」との大きな違いです。 この仕組みを前提に、4つの悩みを一つずつ見ていきましょう。 ① 雇用先が変わるたびに人間関係構築や仕事を覚える事に悩みそう そのご懸念は、まさしくその通りであり、この働き方の最大の特徴です。 メリット ・様々な企業の文化や、多様な人との働き方を経験できるため、コミュニケーション能力や適応能力は飛躍的に向上します。 ・もし配属先の人間関係や環境が合わなくても、「数年で変わる」という割り切りができます。 ・派遣先で人間関係などで悩み、派遣先を変えてもらっても離職扱いにはならないのでキャリアに傷がつかない デメリット ・配属先では、どうしても「外部の人間」という立場になりがちで、深い人間関係を築くのは難しい場合があります。 ・プロジェクトが変わるたびに、新しいルールや仕事の進め方を一から覚え直す必要があります。これを負担に感じる人もいます。 ② 給与・待遇面では満足がいくものでない この点も、非常に現実的なご懸念です。 メリット ・待機期間中も給与が保証されるという雇用の安定性は、大きなメリットです。 デメリット ・一般的に、メーカーに直接雇用されている正社員と比較すると、給与水準(特に賞与や生涯賃金)は低くなる傾向にあります。なぜなら、派遣先企業が支払う代金から、派遣会社の利益(マージン)が引かれ、残りが給与や会社の経費になるからです。 ・昇給のペースも、メーカーの正社員と比べると緩やかであることが多いです。 ③ 雑務ばかりで何も身につかないかもしれない これは、常用型派遣のキャリアにおける最大のリスクであり、「運」の要素が最も強い部分です。 メリット ・会社の言う通り、多種多様なプロジェクトが存在するのは事実です。運が良ければ、誰もが知る大手メーカーの最先端の研究開発プロジェクトに携われ、素晴らしいスキルと経験を得られる可能性があります。 デメリット ・一方で、派遣社員に任される業務は、正社員が行うコアな研究開発ではなく、その周辺にある実験補助、データ入力、ルーティン分析といった定型的な業務(いわゆる雑務)になる可能性も十分にあります。 ・どのプロジェクトに配属されるかは、個人の希望だけでなく、会社の都合や営業担当の力量に大きく左右されます。 ④ 『常用型派遣』の「闇」とキャリア形成への不安 「何か闇がありそう」という直感は、ある意味で正しいです。それは、この働き方の「構造的な本質」に由来します。 常用型派遣における技術者は、派遣先企業にとっては「専門的な業務を、必要な期間だけ担ってもらうための、調整可能な労働力」です。そのため、派遣先企業の経営戦略の根幹に関わるような意思決定の場には参加できず、景気やプロジェクトの状況によっては、真っ先に契約が終了(派遣切り)となる対象になり得ます。 ですが、派遣元の企業から切られるわけではないので別プロジェクトに参加することが可能です! メーカーへの「転籍」は現実的か? 可能性はゼロではありませんが、それを前提にこの内定を承諾するのは非常に危険です。 派遣先が質問者様が正社員として直接雇用したいと考える「引き抜き」のようなケースは存在します。しかし、あくまで「そうなったらラッキー」程度に考えるべきです。 ■来週までに、やるべきこと ・「何を一番大切にしたいか」を決める 「給与」「雇用の安定」「特定の研究テーマ」「勤務地」「人間関係」…質問者様にとって、これからのキャリアで絶対に譲れないものは何ですか?その軸を明確にすることが、全ての判断の基礎になります。 ・人事担当者に「質問」という形で、懸念をぶつける これは非常に有効な手段です。内定承諾前に、電話やメールで誠実にそして具体的に質問してみましょう。その回答に、企業の「本音」が表れます。 ・就職活動を止めない 質問者様が納得していない以上、この内定を「お守り」として考えつつも、本命であるメーカーの選考を受け続けるべきです。他の企業を見ることで、この内定の価値を、より客観的に判断できるようになります。 焦らず、後悔のない選択をしてください。心から応援しています。