入社承諾書を提出した後に辞退するのは良くないでしょうか?|「会社・業界・職種選び」の相談
2026年3月に大学院(修士)を卒業予定
24歳 性別未回答
相談日: 2025年6月28日
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1人のサポーターが回答
相談・質問の内容|入社承諾書を提出した後に辞退するのは良くないでしょうか?
志望業界: 医薬品、化粧品メーカー
志望職種: 研究職
どんな観点でどんなサポートをしてほしいか:
入社承諾書について
詳しい相談内容:
内定をいただいたが、納得していないので就活を続けています。入社承諾書の提出を求められており、そこに「提出後の辞退はご遠慮いただいております」と記載されています。この場合、滑り止めとして承諾して、後で辞退するのは良くないでしょうか。
一つでも内定があると落ち着けるかなと思い、練習として受けていて、正直職種も勤務条件も希望とは違います。できれば今選考が進んでいる企業に内定をいただいて入りたいと考えています。
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回答タイムライン(1)
入社承諾書を提出した後に辞退するのは良くないでしょうか?
入社承諾書を提出した後に辞退するのは良くないでしょうか?
- Yushi Kishi回答日: 2025年6月30日内定獲得おめでとうございます。 しかし、ご自身が納得できていない中での就職活動、そして入社承諾書の問題、非常に悩ましい状況ですね。そのお気持ち、痛いほどお察しします。 「一つでも内定があると落ち着ける」という気持ちは、就職活動を行う上で誰もが抱く自然な感情です。その上で、ご質問の「滑り止めとして承諾して、後で辞退するのは良くないか」について、お答えします。 結論 法的拘束力はないが、誠実な対応が不可欠 法律的には、辞退は可能です。入社承諾書に署名・捺印したとしても、それによって職業選択の自由を奪われることはありません。入社日の2週間前までに辞退の意思を伝えれば、法的には問題ないとされています。企業の「ご遠慮いただいております」という一文は、あくまで「お願い」であり、法的な拘束力を持つものではありません。 しかし、倫理的・信義則的には、安易に承諾し、後から辞退することは決して推奨される行動ではありません。 なぜ「良くない」と言われるのか? 企業側は、入社承諾書を提出した時点で、「採用活動が一人分終わった」と判断し、他の候補者にお断りの連絡を入れ、受け入れ準備(備品、研修など)を開始します。 後から辞退されると、その採用枠を再度募集する必要が生じ、多大な時間とコストが無駄になります。これが企業にとって大きな損害となるため、「ご遠慮いただいております」と記載しているのです。 では、どうすべきか? 【最優先】人事担当者に、正直に期限の延長を交渉する これが最も誠実で、かつ効果的な方法です。内定先の企業に対して、正直に、そして丁寧にお願いしてみましょう。 ポイント 感謝と前向きな姿勢を伝えること。 「重要な決断だから、慎重に考えたい」という、誠実な理由を伝えること。 具体的な希望期限を提示すること。 多くの場合、企業側も学生の事情を理解しており、待ってくれる可能性があります。 最後に 「正直、職種も勤務条件も希望とは違う」内定先にとりあえず入社承諾することは、一時的な安心は得られますが、その後の精神的な負担は決して小さくありません。また、その安心感から、本命企業への就職活動に身が入らなくなってしまう危険性もあります。 質問者様は大学院で専門性を磨いている、企業にとって魅力的な人材です。自信を持ってください。 まずは勇気を出して、期限の延長交渉を試みてみることを強くお勧めします。その誠実な対応こそが、社会人としての第一歩です。 後悔のない選択ができるよう、心から応援しています。