コンサル業界志望で自己PRの添削について相談したいんですが、可能ですか？｜「自己PR」の相談

2022年3月に大学院（修士）を卒業,26歳女性

相談日: 2024年6月7日

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相談・質問の内容｜コンサル業界志望で自己PRの添削について相談したいんですが、可能ですか？

志望業界: コンサル志望職種: コンサルどんな観点でどんなサポートをしてほしいか: 職務経歴書自己prの添削詳しい相談内容: 行動指針として、アジャイル〜早く、小さく、着実に〜という会社に提出する自己prです。この行動指針は、実現可能性が不透明な大きな成果を出すよりも現実的な小さな成果を繰り返し、大きな成果につなげていく方が確実に成功に繋がっていくはずだという議論から生まれたそうです。闇雲に始めるのではなくて、まずは小さくはじめ、実行と検証を繰り返すことでアジャイル的な進め方を実現し、最終的には大きな成功に導いていきたいということで、スピード感をアピールできるpr文を作りました。私が仕事を行う上で大切にしていることは、入念に調べたり考えてから行動することです。考える前に行動するタイプであるため、初めは闇雲に手を動かし無駄な実験を行って課題を解決するまでに時間がかかっていました。この失敗経験から、効率的にスピード感を持って結果を出すには、行動する前の事前準備が重要であることを学び、今では参考になる資料を読み、どのデータが必要なのか吟味してから実験を行うようにしています。この経験を活かして、貴社に入社した際には、顧客のヒヤリングを入念に行うことで真の課題を明らかにし、提案やアウトプットを早く出して顧客に喜んでもらえるよう精進します。

回答タイムライン（1）
コンサル業界志望で自己PRの添削について相談したいんですが、可能ですか？

ヤギのさくらちゃん
回答日: 2024年6月8日
ご応募先がアジャイルの意味を原義から乖離せずに使っている仮定すると、相談者さんの理解がずれてしまっているようです。特に「闇雲に始めるのではなくて、まずは小さくはじめ、実行と検証を繰り返す」という言葉を正しく理解できておらず、「闇雲に始めるのではなくて」だけ見て早とちりして曲解してしまっています。アジャイルはもともとソフトウェア開発の文脈からビジネスにも輸入されたもので、「ウォーターフォール」への反省から生まれたものです。ウォーターフォールとは、ざっくり言えば「最初に巨大な計画を完璧に立て、その後その計画に完全に沿って実行する」というものです。「実現可能性が不透明」と相談者さんご自身が引用しているように、巨大な計画を完璧に立てることなんて全知全能の神でなくては無理です。東京オリンピックも大阪万博も当初の計画通りになんて進んでいません。そういう文脈で正しく理解しましょう🌱 「闇雲に始めるのではなくて、まずは小さくはじめ、実行と検証を繰り返す」という言葉で最も重要なのは「まずは小さくはじめ」の部分です。いきなり完璧な大きな計画を立てることは神にしかできないので、まずは計画通りにいかなくても痛手にならない小さな計画を立て試行するということです。小さく計画し小さくPDCAを回せば、現実離れした計画で時間と金を無駄にすることを避けられます。その文脈から考えれば、「闇雲に始める」というのは「計画性なくはじめる」という意味では【決してありません】。むしろ逆の意味です。「机上の空論で大きな計画をいきなり練りすぎるな」という意味です。今の自己PRはまずここの理解が間違っているので内容が噛み合っていません。次に、そもそもなぜこの会社がアジャイルを行動指針としているか考えてみましょう。当然今までウォーターフォール的なやり方をしてきた反省からです。おそらく非常に頭がよくお勉強ができるタイプの社員が多い会社なんでしょう。そんな社員たちがまず最初に長大で完璧な計画（だと本人が思い込んでいるだけのもの）を立てようとしてしまうことが多く、会社として課題になっているのだと思います。逆に言えば、もともと計画を十分すぎるくらいに練られる特性を持っていることがこの会社の社員としての大前提の能力だということです。そういう社員が次のステップとしてアジャイル的に仕事をすることを学ぶ場ということです。そう考えると、相談者さんはこの会社には向いていません。会社が求めているのは【計画を十分に練りまくってしまうような性格と能力があって、そのうえで現実的な計画を立てる努力をしようとしている人材】です。相談者さんは逆のタイプです。仮に相談者さんがこの会社から内定をもらって入社したとしても、相談者さんの良さが活かされず、つぶされてしまうと思います。相談者さんの能力を活かすために、別の会社や別の業界・職種にも目を向けることをおすすめします🌷