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ガクチカでボランティア活動を伝えるのはOK?高評価を得やすいエピソードと書き方のポイントを解説

この記事では、ガクチカのテーマにボランティア活動を取り上げ、高評価を得るポイントとエピソードの選び方を解説します。ぜひ自身のボランティア活動をガクチカでアピールするための参考にしてみてください。

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ガクチカでボランティア活動を伝えるのはOK?高評価を得やすいエピソードと書き方のポイントを解説
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エントリーシートのガクチカや自己PRで「何を取り上げるべきか……」と、テーマ選びに悩む人は多いのではないでしょうか。

なかでも、積極的にボランティア活動に参加していた人は、「どの活動」を「どんな風に取り上げようか」と悩むところでしょう。

実は、ボランティア活動をテーマにしたガクチカで高評価を得るには、ちょっとしたポイントがあります。

この記事では、ガクチカのテーマにボランティア活動を取り上げ、高評価を得るポイントとエピソードの選び方を解説します。

最後まで読んで、自身のボランティア活動をガクチカでアピールするための参考にしてみてください。

ガクチカでボランティア経験を伝えるのはアリ!高評価になる可能性も

結論から言って、ボランティア活動は評価されやすい傾向にあります。

なぜなら、社会的な貢献度が高く、世の中に好影響を及ぼす活動だからです。

個人の学業やスポーツでの成績も素晴らしいですが、今後社会に対して価値を提供するため働きにでる就活の場面では「広く周囲に影響を与えた経験」は、高評価をもらいやすいのです。

そのため、ボランティア経験がある人はガクチカに記載するエピソードとして活用するのはおすすめですよ。

以下のQ&Aでも、「学業成績優秀者になった経験」と「ボランティア経験」どちらを書くべきかに関する悩みが寄せられています。

結論、サポーターの回答によれば「ボランティア経験」がおすすめされています。

Q&Aでは、学業という個人の範囲に限定されるエピソードよりも、広く周囲に影響を与えた経験の方が、活躍をイメージできて高評価になるとアドバイスしています。

また、できればボランティア経験であっても、「数値を盛り込むよう意識する」ことが、推奨されています。

なぜなら、定量的な表現があることで具体的な成果が分かりやすくなり、仕事での活躍イメージが湧きやすくなるからです。

たとえば、期間・規模・人数・売上・利益・点数・個数など、数字化する方法は多々あります。

ボランティア活動によって生まれた好影響や変化を「数字で表すことはできないか」という視点で再検証してみましょう。

入社後の活躍をイメージさせることも大事!

ボランティア活動をテーマに選ぶ際は、目指す会社や職種での活躍をイメージさせるエピソードを盛り込むことが必要です。

具体的には、「そんなに素晴らしい取り組み方をして、見事な結果を出しているのであればうちの会社でも活躍してくれそうだな!」と思われるように仕上げる必要があります。

それではQ&Aから、「入社後の活躍をイメージを想起させる」ボランティアの資金調達をしたエピソードを参考に見てみましょう。

【例文】

私は学生時代にボランティアサークルでの資金調達に尽力した。

所属したサークルでは半年に1回、フィリピンでの小学校の教室建設を目的とした資金を街頭募金で集めている。

しかし教室建設に必要な、28万円を集めることに難航していた。

原因を追求した結果、「お金の使い道の説明不足」にあると考えた。

そこで私は街頭募金のアピール方法の見直しをチームに呼び掛けた。

まず関心を持ってくれた人に具体的なお金の使い道を記載したパンフレットを渡す提案をした。

次に目標金額に加えて、これまでに集まった募金額を記すことを提案した。
金額を可視化することで信頼度が上がると考えたためである。

チームでこれらを実行した結果、多くの方の支援で目標金額を上回る約30万円を2か月で達成した。

また、パンフレットの配布で活動内容の知名度を上げることにも繋がった。

この経験から問題を分析し周囲を巻き込み効果的な解決策を打ち出す大切さを学んだ。

ボランティア資金調達、成功の秘訣は?

上記は街頭募金で集めたお金を、フィリピン現地に赴いて小学校の教室建設資金として寄付する素晴らしい活動ですよね。

課題を認識して仮説を立て、具体的な改善策を提案、周囲を巻き込みながら目標達成を果たすプロセスが分かりやすく書かれています。

仕事での活躍を十分にイメージできるため、企業の担当者にも興味を持ってもらえる内容でしょう。

加えて、上記例文をさらにブラッシュアップするポイントとして、サポーターからは以下のようなアドバイスがされています。

  • 目標以上の30万円を集めたことが「どれくらいすごいことか」が伝わる工夫をする
  • 知名度アップの取り組みの大変さを伝える(パンフレットのクオリティの高さや多くの枚数を配布したことなど)

また、ボランティア活動のエピソードは、「自身が目指している会社・職種で活躍できるイメージが湧く」ことが重要なので、、自分が選んだエピソードがその会社や職種にマッチしているかどうかの視点を持つことも大切です。

ガクチカにおすすめ!伝わりやすいボランティア活動のエピソード4選

伝わりやすいボランティア活動のエピソード4選

ボランティア活動をガクチカのエピソードとして検討する際には、以下のような経験があれば積極的に取り上げるべきです。

  • 人を動かした成果がある経験
  • アピールできるスキルを得た経験
  • 積極性・主体性を発揮した経験
  • 長期間取り組んだボランティア経験

いずれの経験も、取り入れることで「仕事での活躍をイメージさせる」ことができるため、採用担当者に好印象を残しやすくなります。

経験内容によっては、高く評価される可能性もあるため、まずは各取り上げるべき経験に関して、見ていきましょう。

人を動かした成果がある経験

自らの働きかけで周囲の共感を生み、人を動かした経験は高く評価されます。

なぜなら社会に出て仕事を進めていく中で、単独で仕事を進めるケースは少なく、チームワークやリーダーシップが求められるからです。

人を共感させ巻き込んで成果を得た経験は、十分に仕事での活躍をイメージさせます。

Q&Aから例文を見てみましょう。

【例文】

地域のクラブチームの会費を赤字から黒字に変えました。

赤字の状態で30名ほどいる会員に毎年5000円の会費を必要としていましたが、無参加の会員が多く実際に年会費を払っているのは15名でした。

会費を集める手段として会員からの年会費とOBからの助成金を利用しました。

無参加の会員やOBからの助成金を受けるためには会費の詳細と活動内容を伝える必要がありました。

そこで、クラブ会で動画を作成し、OBにアピールしました。

5ヶ月かけ10名で動画作成から台本、プレゼンする人に役割を分けて取り組みました。

プレゼン当日は多くのOBから興味と賞賛を受けました。

結果的に39名から会費を払ってもらい、無参加であった会員も増えました。

合計で27万円集まり黒字化し、クラブの参加人数も増え活動が活発化しました。

この経験から、私は人を動かす為には論理的思考だけではなく感情に共感してもらうことが大切だと感じました。

赤字クラブを黒字に!僕の挑戦と結果

地域のクラブチームの活動においてPR活動を行い、OBや会員に働きかけることで、クラブの資金難を解消したエピソードです。

実際の仕事で成果をあげるには、周囲の協力が欠かせません。

この例文は、熱意を持って協力を呼びかけ、共感を呼び、問題解決に至ったプロセスが分かりやすく書かれています。

「周囲を巻き込み大きな成果をあげてくれそう」と、仕事での活躍をイメージさせます。

企業の担当者も、「話を詳しく聞いてみたい」と心を動かされる可能性が高いでしょう。

さらに、エピソードをパワーアップするための方法としてサポーターは、以下2点のアドバイスも行っています。

  1. 問題を解消しようと思った動機を書く
  2. 問題を解消するための具体的な行動を書く

このQ&Aでは、サポーターのアドバイスをもとにどんどんエピソードがブラッシュアップされていくプロセスが見られるので、ご一読をおすすめします。

アピールできるスキルを得た経験

ボランティアに参加することによって、一般的な学生生活では経験できない体験をすることができます。

そこで得た「学び」や「スキル」が、就職を目指している会社・職種で活かせそうであれば、積極的にアピールしましょう。

以下のQ&Aは、ボランティア活動で「相手のニーズに寄り添うことの重要性」に気がつく学びを受け、「傾聴スキル」を身につけた経験を伝えている例です。

製薬会社の営業職を目指している方の、ガクチカエピソードを見てみましょう。

【例文】

私は、能登半島地震の被災地でボランティア活動に参加しました。

祖母の実家が被災し、地域貢献への思いから初めての災害ボランティアに挑戦しました。

当初は、多くの作業をこなすことが支援だと考えていました。

しかし、ある高齢の方との会話で「自分でできることは自分でしたい」という言葉に、真の支援の在り方を理解しました。

この気づきを活かし、私たちは各家庭を訪問し、個々の状況や要望を丁寧に把握する方針に切り替えました。

訪問を重ねるうちに、支援ニーズの多様性に気づきました。話し相手を求める方、重い荷物の運搬だけを必要とする方など、それぞれに異なるニーズがありました。

この経験から、明確なコミュニケーションと相手の状況理解の重要性を学びました。

今後は、「相手の立場に立って考える力」を活かし、患者さんの真のニーズに応えるMRになりたいと考えています。

製薬業界のMRを志望しており、ボランティア活動で得た経験を活かすにはどうすればいいでしょうか?

例文からは、災害支援のボランティアに参加し、単に言われた作業をこなすだけでなく、被災者一人ひとりの状況や要望に応じて支援したことが伝わってきます。

被災地に足を運び、目の前の被災者の個々の要望に向き合った勇気ある行動は、非常に好感が持てる内容でしょう。

被災者一人ひとりのニーズに向き合うためには、「相手の話をよく聴く力」は欠かせません。

傾聴力を活かされたエピソードは、製薬会社の営業職においても、役立つスキルであり、アピールできる材料になるでしょう。

なお、このQ&Aではアピールする際の注意点も記載されているので、合わせて以下より見てみてください。

積極性・主体性を発揮した経験

ボランティア活動の中で、積極性や主体性を発揮した経験があれば、就職で役立つアピール材料になります。

まずはQ&Aから、積極性・主体性を発揮した経験が書かれた例文を見てみましょう。

留学先で英語力の向上を目指し(積極性)、現地の人々と関わるためイベントに参加した(主体性)エピソードです。

【例文】

【8人の多様な現地人との広報ボランティア】

留学先のサンディエゴで、芸術イベントのボランティアに挑戦した。

なぜなら留学先のクラスは日本人が多く、せっかくなら現地人と関わって英語力を向上させたいと考えたからだ。

ボランティアでは特に広報活動に力を入れると決め、300名分の客席を埋めることを目標とした。

しかし自分以外の10代〜50代の現地人メンバー8人は、チラシ配りに馴染みが無いためにあまり意欲的では無かった。

そこで一人ずつと話し合い、各々の悩みに沿ったチラシ配りを行うために、場所や方法について話し合いを重ね、立てた計画を2週間にわたって実行した結果、用意した400枚のチラシを全て配り終えた。

そして当日、ピーク時には最大500人の観客が訪れてイベントは成功に終わり、主催者には「今年の集客数を鑑みて、来年以降も開催できそうだ。」と感謝された。

この経験で得た協調性を、議論の場での意見調整で活かしたい。

海外ボランティアで感じた広報の醍醐味!改善点は?

アメリカのサンディエゴに留学した際、現地の人々との交流を求めて積極的に行動したエピソードです。

英語力の向上を目的に、自ら進んで馴染みのない環境に飛び込んだだけでなく、そこで積極的に関わり、現地の人を巻き込んで成果を上げています。

具体的に積極性や行動力を示せている点が素晴らしく、企業にとっても「こんな仕事で活躍してくれそうだ」とイメージ想起につながりやすくなるでしょう。

自ら進んで新しい環境に飛び込んだり、積極的に何かに取り組んだりした経験があれば、アピール要素として取り上げることをおすすめします。

長期間取り組んだボランティア経験

ボランティア経験をガクチカのテーマにする時は、「長期間」取り組んだボランティア経験があると、より良いです。

なぜなら、数日間といった短期間のボランティア体験に比べて、圧倒的に「しっかり取り組んだ」ことが伝わりやすく、評価を得やすいからです。

そのため、エピソードを選ぶ際には、

  • できるだけ長期間取り組んだボランティア活動を選ぶ
  • エピソードを書く際は「期間」をしっかり明示する

ことが大切です。

たとえば、Q&Aから「期間」を記載することで、グッと伝わりやすくなる例を見てみましょう。

【例文】

認知症カフェで、高齢者の話し相手を務めるボランティア活動に注力しました。

当初は、世代が違う相手との対話が難しく、コミュニケーションが上手く取れずに、ボランティアとしての役割を果たせませんでした。

そこで、実際にカウンセリングを行っている大学教授にアドバイスを伺い、信頼関係が対話に繋がることを教えていただきました。

それからは、高齢者が参加する栄養講義やフィットネスといったプログラムに私も参加し、共に過ごす時間を増やすことで相手を理解しようと努めました。

また、次会ったときに会話が弾むように、共に過ごす時間から得た相手の情報をさらに自分で調べ、ときには実際に体験し、充実した時間を過ごしてもらうよう励みました。

その結果、最近の趣味から、日常生活での不安、将来の展望などセンシティブな部分まで話をしてくださるようになりました。

この信頼関係を築き、相手に合わせた対話をする力は社会でも活かされると思います。

高齢者と心を通わせたボランティア話

認知症カフェで高齢者との交流に参加した素晴らしい経験はしっかり伝わってきます。

ここに、「期間」の情報を追加することでより伝わりやすくなります。

「少しずつ信頼関係を構築していった」ということは、短期間の取り組みではなく一定の期間携わった活動である可能性が高く、具体的な期間を明示するだけで大きく印象を変えられそうです。

このように年単位、あるいは月に3回以上など、長期間・高頻度で携わったボランティアであれば積極的に取り上げ、期間は必ず明記するようにしましょう。

就職活動で高評価を得られるガクチカの書き方【ボランティア経験編】

ここからは、ボランティア経験をテーマにガクチカを書く際に意識すると、高評価を得やすいポイントを解説します。

高評価を得やすいポイント

  • 取り組んだ動機を分かりやすく書く
  • 取り組んだ内容を具体的に書く
  • 成果は数値で分かりやすく伝える
  • 長期間かけて取り組んできた事実をはっきり書く

ガクチカを記載する際には、上記4点を意識するようにしましょう!

取り組んだ動機を分かりやすく書く

ガクチカには、「なぜ、ボランティア活動に取り組んだのか?」という「動機」を明確に書きましょう。

以下のQ&Aでは、動機を書くことでエピソードに説得力をもたせるとアドバイスされています。

ボランティア活動に取り組んだ動機を盛り込むことで、「なぜ◯◯業界を目指すのか」「◯◯職種を目指すのか」といった理由をより明確にアピールできるようになります。

「動機」の見つけ方は、「なぜボランティアに携わることにしたのか」きっかけとなったできごとを思い返すことです。

きっかけから活動に参加する決断をするまでの心の動き(動機)を見つけ、深堀りして書くことで熱意が、より伝わりやすくなるでしょう。

ボランティア活動を始めた動機が分かりやすく書かれていて、取り組みや行動に一貫性があれば説得力のあるガクチカになるので意識してみてください。

先のQ&Aには、この他にもエピソードの説得力を増すテクニックがたくさんアドバイスされているので、ぜひご一読ください。

取り組みを具体的に書く

ガクチカのエピソードでは、ボランティア活動で取り組んだ内容を「具体的に書くこと」が、入社後の活躍をイメージさせるポイントとなります。

なぜなら、「取り組み内容が素晴らしく、しっかり成果も出しているのであれば、きっと仕事でも活躍してくれるだろう」と採用担当者に感じさせることが大事だからです。

以下のQ&Aをもとに「エピソードに具体性を持たせるためのコツ」をまとめてみました。

【エピソードに具体性を持たせるためのコツ】

1.概要を明確に何をしたのかが一目で分かりやすく。
2.動機を明確になぜ取り組もう・頑張ろうと思ったのかが分かるように。
3.直面した課題・問題どのような困難に直面し、それがいかに難しいものであったかが伝わるように。
4.課題克服の行動や工夫克服のための行動や工夫、何をどのように行ったのかが伝わるように。
5.結果行動の結果、変化したこと。数値化して伝えられればベスト。

自身が取り組んできた内容を「すごい!」と思われることが、仕事での活躍をイメージさせるポイントです。

なので、抽象度の高い表現は避け、凄さが伝わるような工夫をして具体的に書くと評価が高くなります。

成果は数値で分かりやすく伝える

ボランティア活動で生まれた成果は、できるだけ「数値」にして分かりやすく伝えましょう。

数値で伝えることで、採用担当者がボランティアの成果に対して、客観的な評価ができるようになり、成果のすごさが伝わりやすくなるためです。

数値を使わずに定性的な表現を用いた場合、成果のすごさをアピールしても、今ひとつ伝わらないことの方が多いでしょう。

以下のQ&Aでは、「販売数」という数値が盛り込む前提(1週間で○○食販売)で作成されています。

数字があることで、ボランティア活動がどれだけ価値ある成果だったかをわかりやすく示すことが可能です。

【例文】

私が力を入れたのは、大学のボランティアサークルの活動です。

自分達で試作、考案した料理を大学の食堂で定期的に販売し、売上を子ども食堂へ寄付する社会貢献活動を行ってきました。

私はマーケティング班に所属し、改善点や反省を生かし、次回の販売をより魅力的なものにしたいと考え、学生の正直な意見を聞き出すことに力を注ぎました。

そこで意識したのが本音を話しやすい雰囲気作りです。

初対面の相手の緊張を解くために、大学の授業やイベントに関する共通の話題で話しかけ、空気を温めてから感想を聞くことを心がけました。

さらに、腰を下ろし目線を合わせる事、相槌など、相手に圧迫感を与えないよう細かな所作にも気を配りました。

この結果、味付けの濃さ、女性には量が多く頼みにくい、といった正直な意見を引き出すことができました。

改善策を取り入れた「キンパ」の販売では、1週間で○○食販売という目標を達成し、チームで取り組む喜びや、貢献するやりがいを実感しました。

「ガクチカで力を入れたボランティア活動について」

加えて、販売数だけでなく「ほかにも数字を盛り込める場所はないか?」と考えてみることも大切です。

たとえば、例文の場合は、取り組み前の寄付金額と取り組み後の寄付金額の比較を入れると、より解像度の高いエピソードとして仕上げられそうです。

ガクチカを書き上げたら、「数値化できる箇所がないかどうか」、今一度チェックしてみましょう。

長期間かけて取り組んできた事実をはっきり書く

ガクチカのテーマにボランティア活動を選ぶのであれば、「長期間かけて取り組んだボランティアの記載が望ましい」ことを前述しました。

その際、取り組んだ期間や、活動の頻度は明確に文章に盛り込むようにしましょう。

では、Q&Aから、大学一年生から取り組んでいるボランティアのエピソードを例に見てみましょう。

【改善前の例文】

私は学生時代に、子ども達を野外活動に引率し、生活と活動をサポートするボランティアに尽力しました。

初回では、小学校1年生から5年生で構成された8人の班を、3泊4日のキャンプに引率しました。

しかし、子ども達の年齢の広さから、年少組と年長組での別行動や喧嘩が頻繁に起こりました。

そこで解決策として2つの施策に取り組みました。

第一に、子ども達同士の共通点を見つけ、利用することで会話の橋渡し役として行動し、メンバー同士の交流を促進しました。

第二に、喧嘩の原因の分析を行いました。その結果、年少の子の準備の遅さにより自由時間が減っていることに不満を感じていると分かりました。

そこで年長と年少の子達でペアになり準備をサポートする体制を作りました。

これによりグループ意識が芽生え、年齢問わずに協力しながら活動できるようになりました。

この経験から、状況を冷静に理解する観察力と統率力を身に着けることができました。

キャンプボランティアで学んだ統率力

子ども達の野外活動をサポートするボランティアに参加し、キャンプで発生した問題を解決に導いたエピソードです。

子ども達の状況を観察し、適切な働きかけで状況を改善したことが伝わります。

ただ、キャンプのエピソードだけを切り取っているため、短期間のボランティア活動と誤解する採用担当者もいるかもしれません。

たとえば、「大学1年から続けている活動」なのであれば明確に書くことをおすすめします。

サポーターのアドバイスをもとにすると、冒頭の一文を変更するだけで印象が大きく変わりそうです。

改善後の例文(大学1年から続けている活動であることを追加)

    私が学生時代に力を注いだのは、大学1年から3年間続けている子どもの野外活動支援のボランティアです。

    初回では、小学校1年生から〜〜(以下省略)。

長期間かけて取り組んできたボランティア活動の場合はとくに、しっかり期間や頻度を盛り込みましょう!

まとめ

ガクチカは「学生の時に一番力を入れて取り組んだこと」をアピールする項目です。

ボランティア活動は社会貢献性も高く、具体的な取り組みや成果を数値をもって示すことで、採用担当者から高評価を得やすくなるでしょう。

そのほか、キャリエモンのQ&Aには、ガクチカで魅力的にボランティア経験を書く方法についての相談が多く寄せられています。

プロのサポーターも的確なアドバイスをしているので、大いに参考になるはずです。

もちろん気になることや不安なことがあれば、直接キャリエモンに相談の書き込みをしたり、添削の依頼をしたりするのもOKです。

さらに踏み込んだサポートを希望する方には、オンライン面談による「キャリアサポート」も用意しています。

経験豊富なキャリアアドバイザーと直接話すことで、就活の迷いや不安を払しょくでき、きっと良い結果につながるでしょう。

いずれも無料のサービスなので、使わない手はありません!

まずは、お気軽に登録してみてください。

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キャリエモン編集部
WRITTEN BY

キャリエモン編集部

プロのキャリアサポーターから「書類/ES添削」や「就職/転職相談」を無料で好きなだけ受けられる「キャリエモン」の編集部です。就活に役立つノウハウや、生の就活情報をお届けします。