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通過率がアップするインターンシップの志望動機|高評価を受ける書き方のポイントを解説

インターンシップの志望動機は、選考突破に関わる重要なポイントです。この記事ではインターンシップ選考の通過率をアップさせる「志望動機の書き方」のポイントを解説していくので、ぜひ参考にしてみてください!

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通過率がアップするインターンシップの志望動機|高評価を受ける書き方のポイントを解説
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インターンシップとは、学生が在学中に企業で就業体験を行うことを指します。

学生にとっては自分が志望する企業と早い段階でコンタクトできる機会であり、参加によって内定獲得の可能性が高まるチャンスでもあります。

しかし、人気企業のインターンシップは参加するにも競争率が高く、厳しい選考を突破しなくてはなりません。

まずはエントリーシートを提出し、書類選考を勝ち抜く必要があります。

とくに、書類のなかでもインターンシップの志望動機は、選考突破に関わる重要なポイントです。

この記事ではインターンシップ選考の通過率をアップさせる「志望動機の書き方」のポイントを解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

企業はココを見ている!インターンシップの志望動機

数多くのエントリーシートから、「この学生に会ってみたい」と思ってもらうには、企業がインターンシップの志望動機から何を判断しているのかを知る必要があります。

一般的に多くの企業が、学生がエントリーシートに記載したインターンシップの志望動機から、確認しているポイントは以下3点です。

  1. 目的意識
  2. 価値観
  3. 自社に対する興味度合い

では、以下のQ&Aを例にしながら企業の採用担当者に「会ってみたい」と思わせる志望動機のポイントを見てみましょう。

【例】

インターンシップを志望する理由は、お客様にグループ一体でソリューションを提供できるONE-MIZUHOについて理解を深めたいからです。

また、企業理解編を志望する理由は証券会社の業務を理解したいからです。

私は人々や企業の成長や挑戦をサポートしたいと考えています。

中でも、投資家と発行体の意思や思いをつなげることで社会を豊かにできる証券業界に興味を持ちました。

そのために、幅広い産業・業種に関わることができ、自己成長できる会社に入りたいと考えています。

貴社はONE-MIZUHO戦略により幅広い知識やソリューションを提供することができると考えました。

その強みをワークショップを通じて実感するとともに、業務の理解を深めたいと考えています。

みずほ証券のインターンシップでの企業理解を深めるために、どのように準備すればよいですか?

「証券会社の業務を理解したい」という目的意識や「人々や企業の成長や挑戦をサポートしたい」という価値観から、なぜ証券会社を目指しているかが上手く盛り込まれています。

また、数ある証券会社の中でも「みずほ証券」に興味がある理由も書かれており、興味や意欲を感じさせる内容です。

Q&Aのプロのキャリアサポーターの回答によると、より具体性を持たせることで、さらに伝わりやすい志望動機に改善できるようです。

例えば「業務を理解したい」よりも「具体的に◯◯の業務を理解したい」というように、特定の業務をあげることで、具体性をアップすることができます。

抽象的な表現を避けることで、より本気度が伝わる志望動機に仕上がります。

インターンシップの志望動機の書き方【基本的な構成】

インターンシップの志望動機の書き方

インターンシップの志望動機を書く際は、以下の流れを意識すると、まとまりやすくなります。

  1. 企業(業界)に興味を持った理由
  2. その興味に至った原体験
  3. 企業に対する志望動機
  4. 貢献できる強み
  5. インターンで学びたいこと

上記の流れを意識しながら、以下の例文を見てみましょう。

【改善前】

貴社の製品を社会に広げる営業の仕事に興味を持ち、志望しました。

私は中学生のときから貴社の製品を使用しており、その使いやすさやデザインによって勉強のモチベーションを向上させたり、使いやすさからリピートして同じ製品を使っています。

そうした経験から、使いやすいデザインの文房具を社会に届け、それを使用する人の生活を豊かにする仕事に携わりたいと考えております。

また、大学では福祉ボランティアのサークルで代表を務め、部員を5人から50人に増やし活動の幅を大きく広げた経験から、様々な立場にある方とコミュニケーションを取りながら多くの新しいことに挑戦していける企業で働きたいと考えております。

貴社は、ありそうでなかった便利な製品を数多く製作しており、日常の小さな出来事に豊かさを生み出しています。

また、ジョブローテーション制度があり、多くの部署を経験しながらキャリアを積むことができます。

こうした理由から、私のやりたいことが貴社で実現できると考えております。

そのため、インターンシップに参加することで会社理解を深め、自分の強みがどのように活かせるのか、どのような力が求められるのかを理解したいと考えております。

インターンシップの志望理由について添削していただけますか?

上記の志望動機を、プロのサポーターからのアドバイスを基に練り直したのが以下の文章です。

【改善後】


(興味を持ったきっかけ)
私は貴社の文房具を中学生の頃からリピートして使っており、使いやすさから貴社に対して興味を持ちました。

(原体験)
その機能性や秀逸なデザインは、私の勉強へのモチベーションを向上させるほどであり、ますます興味は深くなっていきました。

(志望動機)
そこから、私の大好きな貴社の製品で多くの人の生活を豊かにしたいという気持ちが芽生え、広く世の中に届ける役割である営業職に携わりたいと考えるに至りました。

(貢献できる強み)
私には、大学で福祉ボランティアサークルの代表を務めており、部員を5名から50名に増やした経験があります。

コミュニケーションによって周囲を巻き込み、新たなチャレンジをしてきたことは、活動を通じて得た私の強みであると感じています。

そして、この強みは、貴社の営業の仕事でも活かせると考えています。

インターンシップに参加することで貴社に対する理解をさらに深め、自分の強みがどのように活かせるのか、また営業として活躍するにはどのようなスキルが求められるのか学びたいと思っています。(学びたいこと)

このように構成を意識することにより、余計な要素が取り除かれ、シャープで伝わりやすい志望動機になります。

こちらのQ&Aには、多くのサポーターから違う視点のアドバイスが寄せられていますので、ぜひ参考にしてみてください。

インターンシップの志望動機の通過率がアップする4つのポイント

通過率の高いインターンシップの志望動機を作るために、忘れてはいけないことがあります。

それは、企業側の視点を意識することです。

つまり、志望動機を作成する際には、志望動機を読む採用担当者が「どう思うかな?」「どう感じるかな?」といった視点を持つことが大切なのです。

企業側の視点を意識できるよう、以下4つのポイントを押さえていきましょう。

  1. 具体性を意識する
  2. 企業が自身を採用するメリットも意識する
  3. 興味のある職種に絞り込む
  4. その会社にこだわる理由を明確にする

詳しく解説します。

1.具体性を意識する

志望動機に限らずエントリーシートの各項目を書く際は、抽象的な表現を避けて「あなたらしい具体的な要素を用いる」よう意識すると、印象に残りやすくなります。

なぜなら採用担当者は数多くのエントリーシートに目を通すため「貴社のビジョンに惹かれました」「営業力が鍛えられる感じたからです」のように、具体性の欠ける文章では、他の学生との違いを感じることができないからです。

この視点をもとに改善を加えた、ビフォー・アフターを以下のQ&Aからみて見ましょう。

【改善前】

地域の中核としてお客様一人ひとりに親身に寄り添い、信頼を得る貴行ならではの業務を体感したいと考え志望しました。

私はスーパーでのアルバイト経験を通じ、人をサポートすることに強いやりがいを感じました。

この経験から、誰かを支えたい、中でも生活に不可欠で責任の大きい金銭面から多くの人や企業を支えたいと考え、銀行業界の営業職を目指しています。

銀行の営業では、金融商品に興味を持たない口座所有者たちにも泥臭くアプローチし、顧客と企業の両方の理想を実現することが必要になると考えています。

これは困難な業務ですが、だからこそ挑戦のしがいがあると考えます。

また、貴行には地域のお客様との信頼関係を深め続けるために、懐に飛び込んで本音を引き出すための努力をする社風があります。

これは私が日常から意識する「人に信頼される行動をとる」という考えと一致しており、そのような意識を持つ貴行で業務を体感したいと考え志望しました。

インターンシップの志望理由を添削していただけますか?

日頃から大切にしている「人をサポートすること」「人に信頼される行動をとること」を、銀行の業務で活かしていきたい思いがよく伝わってきます。

この思いを持つきっかけになった出来事や、そこから銀行の営業職を目指すに至ったプロセスを具体的に盛り込めばさらに良くなるでしょう。

この視点を意識して改善を加えたのが以下の例文です。

【改善後】

地域の中核として強い信頼を得る貴行独自の業務を体感したいと考え志望しました。

私は高校での水泳部の部長として活動の改革を行い、年間で部員約60人のうち8割がベスト更新できた経験から、人を支えることに強いやりがいを感じました。

この経験から、より人々に手厚いサポートができる銀行、そしてそのきっかけを作れる営業に興味を持ちました。銀行の営業では、金融商品に興味のない人にも泥臭くアプローチし、顧客と企業両方の理想を実現することが必要になると考えます。

これは困難な業務ですが、泥臭く勉強し続けて学部約1700人中5位を取った私にとって、挑戦しがいのある業務だと考えています。

また、貴行は神奈川に分厚い店舗網と顧客基盤を持つだけでなく、アジア中心の海外ネットワークも構築しています。

そのため、地域に特化した業務から海外ビジネスのサポートを通じた多様な社会貢献ができ、そのような業務を実際に体感したいと考えました。

インターンシップの志望理由を添削していただけますか?

改善後の文章では、人を支えることにやりがいを感じたきっかけが具体化されており、それが営業職に興味を持った理由と上手くリンクしています。

また「なぜ貴行なのか」の部分でも、銀行の地域における位置づけをよく把握して、具体化して説明できています。

「よく調べてきている」という印象も持たれ、志望度の高さを感じさせられるでしょう。

また、実際の仕事内容が具体的にイメージされていて、かつ発揮できそうな強みも上手くアピールできているので、インターンシップに参加したら活躍してくれそうな印象も与えられている点も好印象です。

全体的に、きちんと伝わる文章になっているので、改善後のほうが高く評価される志望動機に仕上がっていると感じられます。

2.企業が自身を採用するメリットも意識する

先程、企業側の視点を意識することが重要とお伝えしましたが、そのためには「“わたし”を採用する企業側のメリット」を盛り込むことが必要です。

どうしてもインターンシップの志望動機では「学ばせていただく」「会社(業界)を理解したい」「自分の関心やスキルをアピールしたい」と、自分視点の文章になりがちです。

ですがそこに、「わたしをインターンシップに参加させるとこんなメリットがあるよ!」という要素を加えるだけで、ぐんと印象が変わります。

プロのサポーターから企業目線を盛り込むことをアドバイスされた例文を、以下のQ&Aから見てみましょう。

【例文】

本テーマを選んだ理由は、現代社会で成長と成功の鍵を握る「データ活用」に強い関心があるからである。

これまで企業や官公庁との共同研究を通じて、データ活用が業務効率化や意思決定において重要であることを実感した。

特に、小売業における顧客行動分析では、適切なデータ管理と活用が新たなビジネスチャンスを生むことを理解した。

一方で、データの収集や整形といった準備工程において、自身の経験や技術的理解がまだ十分でないと感じている。

そのため、今回のインターンシップでは、データ収集や統合作業を実際に体験し、自身のスキルをさらに深めたいと考えている。

また、業務効率や意思決定のスピードと質を向上させるシステムの設計・実装に挑戦し、貴社が抱える課題に取り組むことで、組織として成果を追求する力を養いたい。

さらに、貴社での実務を通じて企業文化や業務内容を深く理解し、将来的に貴社で働く姿をイメージしたい。

インターンの志望動機が十分かどうか教えていただけませんか?

非常に向上心があり、前向きな印象を与える志望動機になっています。

ただ「学び」に関する熱意が伝わってくる一方、企業が採用するメリットに関する要素が抜けてしまっています。

そのため「自身がまだ足りないと感じている部分」を「どのように会社に貢献できるか」という内容に変えてみると、より良い志望動機に仕上がりそうです。

例えば「これまで企業や官公庁との共同研究を通じて」とありますが、これは他の学生があまりしていない経験だと思われます。

上記のようなアピールにつながりそうな経験を深堀りして、「経験をどう企業への貢献に結びつけられるか」を考えて記載するとよいでしょう。

そうすれば、企業の採用担当者は「面白そうだから面接に呼んでみよう」「採用したら新たな視点をもたらしてくれるかも」と、メリットを感じてくれる可能性があります。

3.興味のある職種に絞り込む

インターンシップに呼ぶ学生を選考する際、企業側は「自社で活躍してくれそうか」というポイントもよくチェックしています。

活躍しそうな印象を与えるためには、参加するインターンシップの職種や仕事内容をイメージして、活かせそうな自身の強みを盛り込むことが大事です。

なので、インターンシップ先でどんな仕事をするのか、まだイメージができていない人は、インターンシップの採用サイトや企業HPなどを確認して「イメージできるようになる」ところからはじめましょう!

具体的な職種がイメージできていないと、抽象度の高い文章になりがちで、印象に残りにくい志望動機になってしまいます。

以下のQ&Aでは、プロのサポーターから「インターンシップの志望動機は希望する職種に絞った方が良い」というアドバイスが寄せられています。

例文を見てみましょう。

【例文】

独自の立ち位置から行われる専門性の高い業務への理解を深めたいと考え志望しました。

私は高校時代、水泳部部長として改革を行い、年間で部員約60人中8割のベスト更新に貢献する中で、人を支えることにやりがいを感じました。

この経験から、人々に深く寄り添い、支えられる銀行を志望しています。

中でも、貴行は一線を画する高い専門性に基づき、お客様との長期的なエンゲージメント活動を通じて支援し、ともに成長し続けています。

これは容易ではありませんが、泥臭く勉強し続けて2年連続学科1位を修めた私にとって、挑戦しがいがあると考えています。

その業務の一部を実際に体感し、自分に足りないスキルや視点も明確にしたいと考えます。

あおぞら銀行のインターンシップ志望動機を添削していただけますか?

経験による強みと、銀行を志望する理由をリンクさせることができれば、さらに良い印象を与えられそうです。

例えば、営業職に職種を絞っていけば、水泳部で人を支えた経験は「顧客に寄り添うこと」「顧客の利益のためのサポート」にやりがいを感じるというように、リンクさせることができます。

なかなか浮かんでこない人は、改めて企業が募集している職種のなかで、興味がある仕事、あるいは志望度の高い仕事を選んでみるとよいですよ。

そして、その職種で活躍するのに必要な資質、スキル、活かせそうな自身の強みを、結びつけて書くようにしましょう。

4.その会社にこだわる理由を明確にする

企業がインターンシップの参加者を選考する際は、志望度の高さに注目する傾向があります。

インターンシップとはいえ、最終的には優秀な人材の採用につなげることが目的である企業も多いため、参加意欲の高い学生とできるだけ多く接点を持ちたいと考えているのです。

志望度をアピールするには「その会社にこだわる理由」を明確にすることが重要です。

プロのサポータから、その会社にこだわる理由の大切さがアドバイスされたQ&Aから以下の例文をみてみましょう。

【住友不動産のインターンシップの志望動機】

業界への理解を深め、貴社で働くイメージを強化したいからだ。

私は大学で都市計画や都市環境について学んでいる。

大学での授業を通じて、街に新たな価値を創出し、より多くの人々に安全で豊かな暮らしを提供するデベロッパーの仕事に興味を持った。

中でも貴社は新しい分野の開拓や挑戦を重んじており、新しい発想や独自性を追及している。

私はシンガポールでの問題解決型授業を通して挑戦の大切さを学んでおり、挑戦を重要視している貴社ではこの力を最大限発揮できると考えている。

そのような社風をインターンシップを通じて感じ、貴社の理解を深めるとともに、どのようにまちを創造し、社員の方がどのような想いと姿勢でまちづくりを行なっているのかを学び、体験したい。

金融業界志望だけど不動産インターンシップの参加理由はどう書けばいいですか?

新しい挑戦や独自性を重視している社風に惹かれ、自覚している強みである「チャレンジ精神」を活かしていきたい気持ちがよく伝わってきます。

もう少し強化するならば、業界理解を深めたいことに加え、その会社を知りたい理由を盛り込みましょう。

そうすれば、他の学生よりも頭一つ抜きん出た志望動機になるはずです。

入念な企業研究で多くの情報を得た中で、その会社を良いと思った理由を探しましょう。

「自社についてよく調べているな」という印象を持ってもらえば、志望度の高さをアピールできています。

評価されるインターンシップ志望動機4つの特徴

評価されるインターンシップの志望動機には、以下4つの特徴があります。

  1. 熱量が伝わる
  2. 求める人物像にフィットしている
  3. ポテンシャルの高さが伝わる
  4. 他の応募者との違いが明確

評価される特徴を押さえることで、誰でも印象的な志望動機を書きやすくなるので、一つずつ確認しながら作成してみてください。

または、すでに作成した志望動機が手元にある方は、見比べながら改善できる点がないかどうかチェックしてみてくださいね。

それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。

1.熱量が伝わる

その会社に対する興味や入社したい気持ちが前面に出て、熱量を感じさせる志望動機は、当然評価が高くなります。

熱量とは、本気度と言い換えてもよいでしょう。

一方、会社ではなく、会社が属する業界全体を志望しているような書き方、すなわち、他者に同じ志望動機を提出しても違和感のない文章では本気度が伝わりません。

上記のポイントが明確である志望動機の例文を、以下のQ&Aから見ていきましょう。

【例文】

貴行の社会を支える業務を体感するためだ。

私は人々の当たり前の生活を支えることができる仕事をしたいと考えており、生活に必要不可欠なお金を通して社会基盤を支えることのできる金融業界に興味を持っている。

その中でも貴行は「最も身近で信頼される銀行」として、全国各地の地域に根ざし、顧客に寄り添ったサービスを提供しながら、日本最大級の貯金残高と資産運用を元に社会的インフラとしての役目を果たしている。

このような地域に密着しながら全国的に影響を与える貴行独自の強みを魅力に感じた。

本インターンシップでは、このような貴行で働くためのイメージを明確にすることを目標に、自ら企画立案し課題解決を目指す総合職の体験を通し、社会を支える仕組みを作るために必要なスキルを学びたい。

また、行員の方々との交流や自身のアウトプットに対するフィードバックを通し、足りない能力を自ら考え自己成長に繋げたい。

金融業界の総合職志望ですが、インターンシップの志望理由の書き方に自信がないのでアドバイスをお願いします。

数ある銀行の中でも「なぜ貴行を選ぶのか」が明確に書かれている点がポイントです。

社会的インフラとして機能している大手銀行で、総合職として活躍したい気持ちがよく出ていて熱量を感じます。

また「総合職は自ら企画立案をし課題解決を図る」との理解もできており、主体性のある人物であることを感じさせ、活躍がイメージできるでしょう。

また、インターンシップで学びたいことが明確で、向上心も感じられます。

成長することで貢献が期待できる人物であり「ぜひインターンシップで会ってみたい」と思わせる志望動機です。

2.求める人物像にフィットしている

一つの企業の中でも様々な職種があり、それぞれ活躍している人材の特性があります。

インターンシップの選考を突破したいなら、求められる人材の特性を意識しましょう!

仮に、あなたがハウスメーカーの採用担当者だったとしましょう。以下の営業職インターンシップの志望動機を読んでみてください。

【例文】

私は、人々の暮らしを支える仕事がしたいと考えています。

そのため、暮らしの原点である住まいをつくるハウスメーカーに興味を持っています。

中でも「お客様より、お客様の家づくりに熱心であろう」という企業理念を掲げ、お客様本位で高性能な家づくりをしている貴社に魅力を感じました。

イベントスタッフのアルバイトで、多くの人とコミュニケーションを取ることや一人ひとりのニーズを柔軟に対処することへのやりがいを感じたため、何十年先も快適に暮らせる住まいをともに考え、お客様の想いをカタチにする技術に関心があります。

また、大手住宅メーカーと比べて戸建住宅販売戸数が業界第一位という実績をもつ貴社で、住宅営業職について深く学ぶことができると考えています。

インターンシップを通して、積極的に多くの人と関わり、ハウスメーカーに必要なスキルを学びたいです。

住宅業界の総合営業職志望で、インターンシップの志望理由の添削をお願いします。

住宅営業となると、高額な取引となるため成約の難易度が高く、タフな売り込みと交渉が必要になってきます。

そのためハウスメーカーの多くは「難易度の高い目標に対し泥臭く行動し達成させるような人物」を求めている傾向があります。

例文の志望動機では、顧客に寄り添う気持ちが前面に出ているので、採用担当者としてはインターンシップに呼ぶべきか迷うのではないでしょうか。

もちろん、家という高額な買い物をする顧客は、買い手に寄り添ってくれる信頼できる人物から買いたいと思うので、それは必要な資質といえるでしょう。

しかし、ハウスメーカーの営業職は、高いノルマや体育会系の気質などハードな側面もあり、精神的・肉体的なタフさが求められることも事実です。

志望動機を書く際は、自身の思考性とその職種で求められる資質がマッチしているか、よく検討してみることが大切です。

以下のQ&Aには、ハウスメーカーで勤務経験のあるサポーターからアドバイスが寄せられています。住宅営業を志望する方は、大変参考になる内容だと思いますので是非ご一読ください。

3.ポテンシャルの高さが伝わる

企業にとってインターンシップは、優秀な人材を早期に囲い込みたいという意図があります。

そのため、将来にわたって成長が見込め、活躍が期待できるポテンシャルを感じさせる人材を呼びたいと考えるものです。

以下のQ&Aから、IT企業のSE職向けのインターンシップ志望動機の例文をみてみましょう。

【例文】

少子高齢化に起因する社会課題の解決に必要な力を身につけるためだ。

私は大学で廃棄物処理やエネルギー開発など、環境に関する分野を学んでいる。

私の住む北海道の処理施設やプラントの担当者の話を聞いたとき、北海道では現在技術者不足が深刻で一人の担当者が複数の施設を掛け持ちしており負担が大きくなっているということを知った。

人口減少は今後さらに加速していく見込みで、施設の管理業務を効率よく行えるシステムの開発、つまりDX化が急務であると分かった。

このように全国には人手不足により様々な問題が発生している。

私はこうした社会課題の解決をITを使って成し遂げたい。

本インターンシップを通じて貴社の持つ最先端の技術や仲間との議論から生まれるアイデアを余すことなく吸収し、現実の社会課題を解決するために必要な発想力やプロジェクトの遂行力を身につけたい。

そして、将来貴社で働き上記のような社会課題の解決に貢献したい。

冬インターンシップの志望動機を添削していただけますか?

人手不足という社会課題をITの力で解決したいという気持ちが、強く出ている志望動機です。

処理施設の担当者と直接話をして、人手不足が社会課題と認識した点は、実体験に基づいていて説得力があります。

さらに、ポテンシャルを感じさせるように改善するのであれば、人手不足をITを活用して解決するアイデアなど、独自な発想を盛り込むのも効果的です。

また、課題解決力のアピールとして、過去の経験から難易度の高い課題に向き合い解決した経験を、具体的なエピソードで記載するのもよいでしょう。

4.他の応募者との違いが明確

応募が殺到する人気企業のインターンシップで書類選考を通過するには、他の応募者とは違う独自性のアピールが必要です。

つまり、誰もが書きそうなことや使いそうな表現を避け、他の応募者との違いが明確に感じられる書き方をすると、印象に残りやすくなります。

以下のQ&Aから、食品商社であるマルハニチロのオープンカンパニーに提出する志望動機を見てみましょう。

【例文】

私はオープンカンパニーを通して、貴社の業務内容についての理解を深め、自身のキャリアや性格と適しているのかどうかを体験する機会にしたい。

研究テーマとして水産資源や水圏の多様性を学んでいく中で、水産資源の持続性はとても重要であると考えている。

貴社は『海といのちの未来をつくる』という名の通り、現在もこの先も美味しい水産物を食卓に届けるために海にも優しい会社であると考えている。

私は魚を食べることが好きです。

しかし、適切な水産資源の利用をしないといずれ資源が枯渇することは目に見えている。そうならないためにも、貴社が最前線で取り組んでいる水産資源の適切な管理や調達についても社員の方々から話を伺い学びとしたい。

食品商社であるマルハニチロのインターンシップのESのまとめ方について、アドバイスいただけますか?

企業のポリシーと大学で学んできたことが上手にリンクしていて、とても好印象な文章です。

さらに印象をアップさせるには、他の学生が書きそうなことではなく、独自性のある内容を盛り込んでみましょう。

例えば「魚を扱う仕事を生業にしようと思った原体験」を盛り込むなどです。

もう一つ付け加えるなら「社員の方々から学びたい」で終わるのではなく、学びを活かしてどのように御社に貢献したいのかまで書くと、他の応募者と被りにくくなるでしょう。

まとめ

インターンシップの選考に通過するには、採用担当者の印象に残る志望動機が不可欠です。

志望動機を作成する際には、以下のポイントを意識して作成しましょう。

  • 興味を持ったきっかけとなる原体験
  • その会社特有の魅力と感じた部分
  • ポテンシャルを感じさせるようなエピソード
  • インターンで学びたいこと
  • 学びをどのように活かして貢献したいか

これらの要素を適切に盛り込むことにより「この学生に会ってみたい」と思わせる志望動機に近づけます。

とはいえ、インターンシップに参加するタイミングでは、具体的な就活対策もできておらず、志望動機の書き方ひとつとっても、大いに迷うのではないでしょうか。

キャリエモンには、就活生が抱えがちな悩みに対する、プロ目線のアドバイスが豊富に掲載されています。

エントリーシートの書き方や、インターンシップ全般の悩みなど、過去に質問した学生のQ&Aを参考にすれば解消できるかもしれません。

また「自分で書いてみたけど、これで良いのかな?」と、不安な方は遠慮なくQ&Aに質問を投稿してくださいね。

キャリエモンを活用してもらえば、通過率がアップするインターンシップの志望動機をブラッシュアップさせることができるはずです。もちろん利用料金はかかりませんので、気軽に活用してみてください。

さらにQ&Aだけでなく、もっと深くサポートを受けたい方は、オーダーメイドの「キャリアサポート」もおすすめです。

就活のプロであるキャリアアドバイザーと、オンラインで相談できるサービスです。

気軽な相談から選考対策のアドバイス、求人紹介や入社後のフォローまで、就活に関する悩み全般をマンツーマンでサポートします。

同様に無料で使えるサービスなので、お気軽にお問い合わせください。

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キャリエモン編集部

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